「脳」とは
「脳」とは、頭蓋骨の中にあり、身体の司令塔として生命維持や知能活動、運動、感覚、感情などをコントロールする非常に重要な器官です。
⚪︎大脳皮質
言葉を話したり、創造力・活動を行うなど、高度の精神活動を
つかさどる場所。
⚪︎視床
全身の感覚器官から集まってきた情報を大脳皮質に中継すると
ともに、脳の働きを統合する。
⚪︎前頭前野
前頭葉の前部で、予想したり計画したりする働きや、創造性な
どをつかさどる。
⚪︎頭頂葉
触覚や空間認識情報を受け取り、大脳から注意を払う必要な物
事を監視する。また、感覚器官からの情報に反応し、前頭前野
に中継を促す。
⚪︎感覚野
種々感覚刺激を受け取る。
⚪︎視覚野
視覚情報を受け取って処理する。
⚪︎視神経
視覚からの情報を大脳皮質の視覚野に伝達する。
⚪︎側頭葉
聴覚情報を受け取るとともに、視覚と聴覚、長期的記憶の保存
などに深く関わる。
⚪︎扁桃核
恐怖感や不安感などを生み出し、大脳皮質に送る記憶を処理す
る。
⚪︎海馬
短期的記憶が長期的記憶に作り替えられるのを助ける。
⚪︎運動野
⚪︎下垂体
⚪︎視床下部
⚪︎小脳
⚪︎脊髄
加齢と精神神経機能の変化
人間の精神神経機能は、25〜75歳の間で、次のように変化すると伝われています。
①ほとんど不変・・・
語彙、情報理解、数字の暗唱、手足の指の感覚。
②20%以下減退・・・
紐を結ぶ、安全ピンをとめる反応時間、拍手、手先の器用さ、
継ぎ足歩行。
③20〜40%減退・・・
手で支えて椅子から立ち上がる、シャツを着る、手書きの速度
数字や図形の解読、足の背屈、目を開けて片足立ち。
④40〜60%減退・・・
上肢の振動覚、足の屈曲。
⑤60%以上減退・・・
下肢の振動覚、目を閉じて片足立ち。
日本人の脳は、欧米人や中国人などと、かなり違っていると伝われています。
たとえば、日本人は、人間の声はもちろん、虫や鳥の鳴き声、川のせせらぎや風の音まで、全て左脳で聞く(処理する)。一方、欧米人や中国人などは、意味のある言葉は左脳で処理するが、意味の取れない声や自然の音などは、右脳で処理する。
・・・日本人が、虫の声や風にそよぐ木の葉の音に興趣(物事から感じられる面白み)を感じ取ったりするのは、このためだそうです。
左脳と右脳
右脳から出る指令は左半身に伝わり、左脳から出る指令は右半身に伝わります。
左脳 右脳
右手の運動 左手の運動
論理的な問題の解決 感覚的な問題の解決
言葉による判断 言葉にならない判断
感じ・図形の理解 空間(図形)認識
主要な言語中枢 音楽の理解
計算 非言語的な観念構成
発話 発声
右視野から入った情報の処理 左視野から入った情報の処理
脳は頭蓋骨に保護されており、さらに脳膜(硬膜、クモ膜、軟膜)と、クモ膜と軟膜の間の空間を満たす脳脊髄液によって、脳は衝撃から守られています。
