「健康」とは?
改めて考えると「健康」とは、具体的な言葉にしにくいものかもしれません。WHO(世界保健機関)では、「健康」とは単に病気でない、虚弱でないというのみならず、身体的、精神的そして社会的に完全に良好な状態を指す」と定義しています。「身体だけでなく、精神的に完全に良好な状態」といううことなので、健康を増進するためのアプローチは、その時代の社会環境や価値観、個人の生活スタイルなどによってもないようは異なってきます。
例えば「健康」は積み木だとイメージしてみましょう。「食事」「睡眠」「休養」「ストレス」など様々な積み木を丁寧に毎日積み重ねていくことで、バランスがうまくとれています。けれども、どれか一つの積み木が少しのズレていることに気づかないと、少しずつバランスが崩れ始めてしまいます。早めにどこがズレているのか気にして直すと良いのですが、放っておいてドンドン歪んだ状態のまま積んでいくとやがてバラバラと崩れてしまうことになってしまいます。
いくら完璧に栄養バランスの摂れた食事をしていても、運動量が足りなければ、肥満になることもあり、また睡眠不足から抵抗力が落ちてきて、病気が長引くこともあります。「これさえ食べれば健康でいられる」という魔法のような食べ物はこの世にはありません。現代人は忙しいのでつい手っ取り早い対処療法を求めがちですが、
肥満や生活習慣病など、健康に問題を感じたら食生活も含めて、生活習慣全体などを見直し改善することが大切です。
体は食べ物で作られている
人間は何か食べたり飲んだりしなければ、生きていくことはできません。栄養とは「生物が生命を保ち、また成長していくために、必要な成分を体外の物質からとりいれること」で、1日数回の食事で食べた物の栄養素や成分が取り込まれることで、生命活動を支え、体をつくっていきます。
さらに物理的に栄養補給をするだけでなく、美味しいものを食べた満足感や家族で食卓を囲める充足感なども得られ、精神的な「健康」を支える意味もあります。食事は、「健康」に大きく影響します。1日くらい食事を抜いたり、栄養バランスが偏っていても人の体は、すぐに具合が悪くはなりませんが、日々の積み重ねがたいせつなのです。
例えば食事を抜くような無理なダイエットを続けていると栄養不足から貧血や冷えなどの体調不良になったり、若くても骨粗鬆症になるなど、様々な健康障害を引き起こします。もちろんダイエットだけでなく、肥満や疲れやすい、便秘しやすいなどの病気とまではいえないような、体調不良も食生活の乱れとつながっていることがあります。健康維持、増進するために日々の食事をコントロールすることは、大変有効なアプローチです。


