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味わう
舌の構造と味覚の受容器
 舌は、全体の3分の2が歯の内面に接していますが、残りの3分の1はさらに奥の、喉の方まで伸びています。舌が奥に伸びたところには舌扁桃、舌の根元の両側には口蓋扁桃がありますます。これらはリンパ組織として体の防御機能に大切なのは役割をはたしています。
 舌の表面全体にある小さい突起が糸状乳頭で、その間に点在する丸い突起が耳状乳頭です。舌の前部と後部の境目にV字型に6〜12個並ぶ大きい突起は有郭乳頭といいます。舌の両サイドのやや下側には葉状乳頭があります。
 有郭乳頭、耳状乳頭、葉状乳頭には味蕾という味を感じるための装置が並んでいます。
 舌は場所によって感じる味が違います。甘さは舌の先、塩辛さは舌の先からやや両サイドに広がった部分、酸っぱさは舌の両サイド、苦味は舌の奥で感じます。

味覚を感じる仕組み
 味は味蕾という装置で感知します。味蕾は、舌の乳頭の中だけでなく、口の中の上あごの壁やのどの粘膜などにも少しあり、口全体で4000〜5000個ほどあります。
 味蕾はポケット状になっていて、その中に味細胞とそれを支える支持細胞が詰まっています。味蕾の味孔に唾液に溶けた物質が流れ込み、味細胞の先の味覚毛に接してキャッチされると。神経インパルスが生じます。味細胞が感知した情報は、舌の前3分の2の分は顔面神経から分かれた鼓索神経が、後ろ側3分の1からの情報は舌咽神経が、のどにある味蕾からの情報は迷走神経が担当し、視床に送ります。
 また舌の触覚については三叉神経が支配してます。

味わうだけではない舌の機能
 舌の中身は舌筋という筋肉のかたまりです。舌のまわりにも、舌に接続して舌の動きに関わる筋肉がたくさんあります。舌は、突き出したり平らにしたり、中央をへこませたりと、複雑な動きをすることができます。これは舌筋が自在に形を変えられるからです。
 舌は、味を感じるだけの器官ではなく、食べ物を噛み、口の中で混ぜて、のどの方に送り、飲み込むという一連の動作にも関わっています。また、話すことや、表情を作るときにも大変重要な役割をしています。

ちょっと豆知識

鼻を摘むと味がわからなくなる
 “味”は、舌で感じるものではなく、香りや見た目、食感、温度、食事の環境などにも多分に影響されます。特に重要なのが香り。実は、人が“味”を認識するための情報源は、かなりの部分を嗅覚情報が占めているのです。
 風邪で鼻が詰まっていたり、鼻を摘んだりすると、さっぱり味がわからなくなるのはそのためです。

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