α-リポ酸は、体内で合成される脂肪酸の一種です。正式名称は「チオクト酸」。

細胞内のミトコンドリアの中に存在し、エネルギーの生産を助ける補酵素として働きます。また、老化を防ぐ抗酸化作用や重金属などの解毒作用もあります。
歴史
1940年代後半に細菌を発育促進させる因子として発見され、1951年に牛の肝臓から結晶を取り出すことに成功。以来、ヨーロッパでは糖尿病の合併症治療薬として、日本でも軟調の治療や肝臓強化、肉体疲労時の栄養補給などに使用されています。2004年には食品に認可され、健康食品として身近なものになりました。
αーリポ酸パワー ① ダイエット
体内のエネルギー工場であるミトコンドリアで働く補酵素のαーリポ酸。ミトコンドリアでは、糖、脂肪などの栄養素が解糖系、TCA回路、電子伝達系という3つの経路を経てATP(アデノシン三リン酸)というエネルギーの源をつくります。
αーリポ酸は、この中の解糖系とTCA回路で働き、エネルギー生産をスムーズにします。すると基礎代謝が上がり、太りにくい体になります。
ただし、いくらαーリポ酸を摂っているからといって、食べ過ぎ・運動不足ではNGです。健康的にダイエットをするなら適度な運動・バランスの良い食事・規則正しい生活習慣といった基本の条件を守りましょう。
αーリポ酸パワー ② アンチエイジング
体のすみずみまで働いて、活性酸素を抑制
老化の原因とされる活性酸素は、ウイルス撃退が仕事ですが、ストレスや紫外線の影響で増えすぎると体の大切な細胞も傷つけてしまいます。
αーリポ酸にはビタミンEの400倍もの抗酸化作用があり、活性酸素の増加を抑制します。また、皮膚の組織で古い細胞が新しい細胞に入れ替わるターンオーバーも促進します。
水にも油にもなじみやすく、水溶性のビタミンC,脂溶性のビタミンEとは相乗効果で抗酸化力を高めるので、同時に摂取することをお勧めします。
αーリポ酸パワー ③ デトックス
デトックスは、体内毒素(余分な老廃物や有害物質)を排出して健康・キレイになりましょう。
デトックス作用のある硫黄成分を含むαーリポ酸
水にも油にもなじみやすいαーリポ酸は、体のすみずみまで解毒効果を発揮しやすく、水銀中毒の薬剤としても利用されるほどの強い解毒作用があります。

加齢にともなって減少。外からの摂取も必要になります。
αーリポ酸の体内での合成量は、20代前半がピークで20代後半からはどんどん減少します。しかも、加齢によって減った量を再び増加させるのは難しいと言われています。体内での量が少なくなると、糖代謝がスムーズに行われなくなり基礎代謝が低下し、中年太りの要因になります。また、抗酸化作用も抑制され、シミやシワが増え老化が進んでいきます。
活性酸素により細胞が傷つけられ、病気を招いてしまいます。
普段の生活で積極的に摂取することが大切です。