ナットウキナーゼとは、納豆に含まれる酵素です。そのほとんどは、納豆のネバネバ部分に含まれています。納豆とは、大豆を煮た後、納豆菌を加えて発酵させた食品です。ナットウキナーゼは、煮豆にはなく、発酵の過程で納豆菌によって合成されてできる酵素なのです。

ナットウキナーゼを摂取することで、体内の血栓を溶かすことが明らかになり、血栓が原因で発生する生活習慣病の予防に役立つ成分として注目されています。
ナットウキナーゼは、1980年に偶然発見されました。シャーレの中で人工的に血栓を作り、そこに納豆を入れ、体温に近い37℃で放置したところ、納豆の周囲の血栓が徐々に溶解しはじめ、18時間後には完全に溶解しました。
私たちの体内では、健康体であっても常に血栓が形成されており、傷ついた血管の修復をしたり、出血したときに血を止めたりという、重要な働きをしています。若いうちは体内で血栓ができても分解されるにですが、加齢やストレス、運動不足などで血栓を溶かす作用が衰えてしまうと、血栓が血管内に残ってしまい、やがて毛細血管を詰まらせてしまうことになります。これが、脳梗塞や心筋梗塞の原因になっていきます。

ナットウキナーゼを効果的に取り入れる方法
ナットウキナーゼの効果が続く時間は、短い人で4時間、長い人で8~12時間と言われています。効果を持続させたいのなら、1日1度ではなく朝晩の2回に分けて摂取することをおススメします。また、血行を良くするためにビタミンCやビタミンE、アスタキサンチン、DHA、EPA、ポリフェノール類などの栄養素を一緒に摂ると効果的です。ほかにも、キムチなどにある乳酸菌と一緒に摂ると、分解された納豆菌をエサにして乳酸菌が増殖し、整腸作用にもつながります。さらに、大豆イソフラボンも一緒に摂取することができます。
大豆イソフラボンは、肉と違ってコレステロールをほとんど含まないので、大豆摂取量が多いほどコレステロール値を低く抑えられると言われています。また、大豆に含まれるβーコングリシニンには、血中中性脂肪値を低減させる作用があるとされています。

更年期の悩みにも、大豆パワーが効果的
閉経後は女性ホルモンが減少することで骨の減少が進み、骨粗鬆症になりやすくなります。大豆はカルシウムを多く含んでいるうえに、イソフラボンには骨成分の排出を防ぐ効果があり、骨量、骨密度の減少を食い止めるため、骨粗鬆症の予防につながります。
イソフラボンを摂取するとホットフラッシュの発生危険比が低減されると言われています。
バランスよく栄養を摂り、健康な体になりましょう