アトピー体質って何?
アトピーというと、何か難病のように思ってしまう方が多いようです。しかし、これは難しい特異体質などではありません。いろいろな刺激に敏感な体質ということです。これは、ごくありふれた体質の一つです5人に1人で国民の20%にもなるのです。
アトピーは「治す」より「コントロール」を
アトピー体質は遺伝しますが、アトピー性皮膚炎そのものが遺伝するのではありません。アトピーを起こしやすい素質があっても生活環境や食生活をきちんと考えて、自分の体質にあった暮らし方をしていれば、症状を抑えてコントロールすることができるのです。

アトピー性皮膚炎の症状・・・とにかく痒い
痒くて痒くてたまらない。だからかく。さらにかきむしって悪化して、さらに痒くなる。といった悪循環を繰り返してしまう皮膚炎です。子供のアトピー性皮膚炎は、治りやすく、大人になるまでに、痒い症状やブツブツは、消えてしまうことが多いのですが、最近は生活環境の変化によって成人アトピーの方が増えています。

日常生活上のアドバイス
1、衣類・・直接Yシャツやブラウスを着る方は、材質が肌に刺激を与え、湿疹の誘発、悪化につながることもあります。下着類は、吸水性と通気性に優れ、肌触りが良い木綿製がおススメです。(使用前に一度水洗いが必要です)
2、洗濯物・・一番の問題は、洗濯物への残留洗剤です。アトピー性皮膚炎の肌には、痒みを誘発する刺激として作用します。終了した洗濯をもう一度水洗いすることをおススメします。また、糊付け、柔軟剤などは避けた方がよいでしょう。
3、入浴・・皮膚に付着する刺激物、汗、汚れなどを除き清潔にすることは大切です。体を洗う時には、ボディタオルなどでゴシゴシ洗わずに、石鹸を十分泡立てて、手で伸ばすように洗い、十分に洗い流し、入浴後には必ずスキンケアをしましょう。※熱すぎるお湯、長湯は痒みを誘発するので注意しましょう。
4、寝具・・ダニ、ほこり対策として、枕、布団は週に一度、3時間以上干すと良いです。また、シーツやカバー類は、週に2回以上は洗濯しましょう。
シーツ*木綿・麻製が良いです(糊付けなし) 毛布*布地カバーをかけて刺激を避けましょう。
枕*プラスチック、ビーズの枕が好ましいです。
パジャマ*上下つながっているものが良く、綿素材が好ましい
5、住環境(ダニ、カビ、ハウスダスト)・・部屋の通気性に心がけ、掃除をまじめに行うことが大切です。
〇畳の上にじゅうたんを敷かない。 〇洗濯しやすい、布カーテンにする 〇エアコンのフィルターは週に一度は掃除する。 〇風呂場のカビを退治する。 〇週に一度、布団に掃除機をかけてダニ、ホコリを吸い取りましょう。
6、プール、海水浴・・体を鍛えることは良いことですが、泳いだ後は充分にシャワーをあびて、皮膚に付着した刺激物を除去し、その後スキンケアをしましょう。 *症状が悪化している時は、かえって刺激になったり、皮膚を乾燥させたりしますので、注意しましょう。
アトピーの方は、体質が少し酸性に傾いて、体の免疫力が低下してきます。人間本来の弱アルカリの体質に戻すために、アルカリ性のカルシウムが重要となります。カルシウムの吸収を阻害するものに、インスタント食品、清涼飲料水の摂りすぎがあり、体内にリン酸という物質が増え骨をもろくしてしまいます。
カルシウムは、食事で摂るだけでは、うまく活用できません。ビタミンDや適度な運動で、カルシウムの吸収を助けましょう。
ビタミンDは、シイタケなどのキノコ類、レバー、イワシなどに多く含まれているので、積極的に食べましょう。
1日30分程度の散歩か、軽い運動(ラジオ体操など)を習慣づけてみましょう。
