「何となく体の調子がすぐれない・・」という人は、ミネラル不足が原因かもしれません。
たんぱく質やビタミンと並ぶ5大栄養素のミネラルは、人間の体にとって不可欠な存在です。普段の食生活ではあまり意識していない方も多いと思います。

現代人に特に重要とされている「鉄」「カルシウム」「マグネシウム」に注目です。
1.日本の成人女性の4人に1人が貧血といわれています
食品からの吸収率が悪く、女性は月経により慢性的に不足しがちです。そもそも鉄は、酸素を全身に運ぶ働きをする赤血球の構成成分ヘモグロビンの大切な材料です。つまり、鉄が不足するとヘモグロビンが作られず、体内に酸素が行き渡らないことになります。貧血の自覚はなくとも、立ちくらみ、だるさ、血色が悪いなどの症状は、鉄分不足が考えられます。

2.慢性的に不足しがちなカルシウム
体内のカルシウムの99%は骨や歯の形成に使われます。骨も生きた細胞です。日々休むことなく代謝が繰り替えされています。成長期だけでなく生涯を通してカルシウムをきちんと摂ることで、骨の強度を保ち、骨粗鬆症などのリスクを軽減できると考えられれています。
また、「イライラするのは、カルシウム不足」といわれているのにも理由があります。カルシウムには神経の情報伝達をコントロールし、筋肉や神経の過剰な興奮を抑える重要な働きもあります。
3.カルシウム同様に必要なマグネシウム
カルシウム同様に骨や歯の重要な構成成分がマグネシウムです。細胞の中では300以上の酵素の作用を活性化し、体内のあらゆる代謝をサポートしています。
現代人のミネラル不足の原因として、化学肥料などで土壌の性質が変わり、農作物のミネラル量も減少したともいわれています。他にも、食生活の欧米化でミネラル豊富な野菜や海産物の摂取量が減少したことなどが挙げれてます。
その結果、ミネラル不足で代謝がスムーズに行われなくなり、なんとなく体調が悪い、疲れやすい、肌荒れなどさまざまなトラブルを感じる人が増えているのかもしれません。

ミネラルのことご存知ですか?
1、鉄が不足すると体内が酸欠状態になります。
体内の鉄の約70%は、「機能鉄」と呼ばれ、酸素を全身の組織に運ぶ役割をしています。残りの約30%は、肝臓や骨髄、筋肉などにストックされ、機能鉄の不足に備えていますが、このストックも減少してしまうと貧血状態になります。
鉄分の不足の前兆
□寝起きが悪く、体がだるい □顔色が冴えないと言われる □記憶力、注意力が低下している気がする
□最近疲れやすくなった □肌荒れ、髪がパサつく気がする
2、鉄の吸収率をアップさせる働き
鉄には「ヘム鉄」「非ヘム鉄」があります。体内に吸収されやすいのは、レバーなどの動物性食品に多く含まれているヘム鉄。ひじきや大豆製品、緑黄色野菜などの植物性食品に多く含まれている非ヘム鉄は、ビタミンCと一緒に摂ると吸収率がアップします。タンパク質にも鉄の吸収を高める効果があると言われています。
3、2〜3年周期で全ての骨が生まれ変わります
骨の代謝は、一生繰り返されます。骨は、骨芽細胞(骨を作る細胞)と破骨細胞(骨を溶かし破壊する細胞)とあり、2〜3年で全ての骨が生まれ変わると考えられています。しかも、30代以降は女性ホルモンの減少によって、骨からカルシウムが流出しやすくなるため、カルシウム摂取は必要不可欠です。また、適度な運動で骨を強く鍛えることも大切です。
4、マグネシウムは、縁の下の力持ち
カルシウムの役割である骨の形成や筋肉収縮のサポートは、調整役のマグネシウムがあって初めて正常に行われます。それぞれの働きをうまく補い合歌目にはCa:Mg = 2 :1のバランスが望ましいと考えられています。