捻挫とは、靱帯の損傷のことです。腱の損傷(伸ばした・断裂)や筋の損傷(肉離れなど…)は、捻挫とは言わず、腱挫傷・筋挫傷と言います。
症状は、腫れ、痛み、熱感、変色、不安定感、機能障害(歩けない、足がつけない…)などがあげられます。一般的に症状の重度により、1〜3度に分けて評価されます。
⚪︎1度:靱帯が伸びる ⚪︎2度:靱帯の部分断裂 ⚪︎3度:靱帯の完全断裂
内反捻挫で損傷しやすい →内側にある前距腓靱帯・後距腓靱帯
過背屈捻挫で損傷しやすい →脛骨と腓骨を結んで止めている前脛腓靱帯
外反捻挫で損傷しやすい →三角靱帯
内反捻挫
一般的には足関節捻挫の約9割です。 内反捻挫でまず損傷する前距腓靱帯だけで内反ストレスを止めきれないと前距腓靱帯は断裂してしまい、次に踵腓靱帯も損傷してしまうこの状態が2度捻挫の状態です。また、前腓靱帯、踵腓靱帯でも内反ストレスを止めきれない場合は2つの靭帯いは共に断裂してしまい、後距腓靱が損傷を受ける状態が3度捻挫です。
1度捻挫 前距腓靱帯が伸びる (症状)腫れ、痛み、機能障害
2度捻挫 前距腓靱帯:断裂、 踵腓靱帯:部分断裂 (症状)腫れ、痛み、変色、機能障害 歩行困難が1度捻挫に比べ強い
3度捻挫 前距腓靱帯、踵腓靱帯、後距腓靱帯:完全断裂 (症状)腫れ、痛み、変色、機能障害 体重をかけられない、関節の不安定感 骨折などを併発している可能性あり
合併して起きる症状 ・外果骨折(腓骨下方骨折や足関節脱臼骨折も含む) ・第5中足骨茎状突起骨折(剥離骨折) ・前脛腓靱帯断裂 ・腓骨、腓骨間の骨間膜断裂
外反捻挫が起きにくいのは…
1、骨格的特性→内果の方が外果に比べて上方にあるため外反しにくい
2、外側より強力な三角靱帯→内反捻挫で損傷する前距腓靱帯などに比べて内側にある外反捻挫で損傷する三角靱帯は強力で損傷しにくい
身体の構造上、内果・外果周辺に腫れが溜まりやすいです。受傷してから48時間は急性期で腫れが非常にでやすいです。捻挫によって内出血が起こると、酸素を供給する血液が不足するため、患部が酸欠状態になります。アイシングで代謝を抑えて酸素の消費量を少なくし、炎症を抑えることができます。血腫ができて回復に向かう時期には、患部を温めると、新陳代謝を活発にし内出血で生じた血の塊を早く吸収できます。血腫ができるまでに2〜4日かかるため「3日冷やして4日目から温めると良い」と言われています。

