アントシアニンって聞いたことはあるけれど、どういうものなのでしょうか?

アントシアニンは、ポリフェノールの一種。ブルーベリーや紫イモ、プルーンなどに含まれています。
(ポリフェノールは、食物に含まれる色素成分や苦味成分です。強い抗酸化作用があり、自然界には5000以上の種類が存在すると言われています)
第二次世界大戦中、英国空軍パイロットの「ブルーベリージャムを食べていると、薄明かりの中でも物が良く見える」という報告をきっかけに研究が進められたそうです。
アントシアニンは腸で吸収された後、血液中ではアントシアニン配糖体として存在します。視覚機能の回復などの効果をもたらすとして注目されている栄養素の一つです。
効果として知られているのが、目の機能を改善する働きがあります。現代人はパソコンやゲームスマートフォンなどで、目に負担がかかっています。目の疲れは頭痛や肩こりなどの体調不良の原因にもなるので、アントシアニンの需要はとても高いといえます。
その他には、抗炎症作用や生活習慣病の予防、循環器系機能の改善などの効果が期待できます。
ヨーロッパやアメリカでは、アントシアニン(ブルーベリーエキス)は医薬品、健康食品として利用されています。日本では医薬品として認められていませんが、日常生活で積極的に取り入れたい成分です。
アントシアニンの健康効果
〇暗順応促進 〇循環器系機能の改善 〇抗炎症作用 〇毛細血管の保護 〇視覚機能、眼精疲労の改善 〇体内の過酸化物を除去し、老化を防ぐ
目にどのような働きかけをする?
アントシアニンは、人の網膜にある「ロドプシン」という物質に働きかけます。ロドプシンは光により分解され、瞬時に再合成される工程で、目から入った情報を脳に伝えています。この分解と再合成の連続スピードが遅いと物が見えにくくなり、逆に活発になると良く見えるようになります。なので、アントシアニンは、ロドプシンの再合成を促進する働きがあるので、視覚機能の向上が期待できるのです。

また、アントシアニン配糖体は、網膜炎、動脈硬化、毛細血管脆弱による出血などを予防します。そのほか、潰瘍をできにくくし、静脈瘤の改善、活性酸素除去などの効果も期待できます。
アントシアニンは、水溶性の栄養素なので体内には蓄積されません。24時間後には消えてしまうので、1日に2回くらいに分けて摂取すると良いです。
アントシアニンを多く含む食品
〇ブルーベリー 〇紫イモ 〇赤ワイン 〇ブラックベリー 〇プルーン 〇ビルベリー 〇ハスカップ 〇カシス 〇ブドウ 〇イチゴ 〇赤キャベツ 〇ナス 〇黒ゴマ 〇黒豆 〇黒米 〇小豆 〇桃 〇クワ

ビタミンC、ビタミンEなど抗酸化作用のある栄養素と一緒に摂取することで、高い効果を発揮するので、食事のタイミングに摂るのがおススメです。