クルクミンとは?
クルクミンとは、ウコンに含まれる黄色の色素成分で独特な味と香りを持っています。純粋なクルクミンは、水に溶けませんが、ウコンはクルクミンの誘導体を含んでいるため、水や熱水に溶かすことができます。熱に対して安定していますが、光に弱く、特に紫外線に当たると分解されやすくなってしまいます。
ウコンの食歴は、古くは紀元前600年のインドの古典文献「アーユルヴェーダ」には、血液浄化剤、健胃剤として記載されています。ウコンの研究は、1970年代から始まった結果、「クルクミン」の存在が明らかになり、コレステロール値を下げる効果や、解毒機能促進の効果にも注目が集まっています。

効果と働き
クルクミンには大きく分けて3つの働きがあります。
①「抗酸化作用」・・体内では酵素をエネルギーに変えるとき、少量の活性酸素が発生します。体内にはSODという酵素をが活性酸素を除去してくれていますが、日々のストレスや免疫力の低下が原因で活性酸素の量が増えるとSODだけでは、対応できなくなってしまいます。クルクミンはSODと同じ働きをして除去の手助けをするといわれています。
②「抗炎症作用」・・シクロオキシゲナーゼという酵素の合成を阻害することで、炎症を悪化させるプロスタグランジンE2の生成を抑えます。また、慢性的な炎症を緩和し、発がん性を予防することが期待されています。
③「肝機能改善作用」・・胆汁の分泌を促進する働きが①と②の作用と総合的に働きあうことで「肝臓の解毒能力を強化して働きを高めるとされています。
クルクミンに期待される健康効果
〇抗酸化作用 〇抗炎症作用 〇肝機能改善作用 〇肝臓の解毒機能促進 〇胆汁分泌促進 〇胆道結石除去 〇利尿作用 〇強心作用 〇抗出血作用 〇抗潰瘍作用 〇血中コレステロールの抑制作用
どのようなものに含まれているの?
クルクミンを多く含む素材は、秋ウコン、春ウコン、ガジュツがあります。特に秋ウコンの乾燥エキスには6~8%のクルクミンが含まれています
摂取のコツ
クルクミンの摂取には、カレーが一番効果的です。カレーのスパイスに使われているターメリックはクルクミンを含んでいます。
ビタミンE(ほうれん草やゴマ、植物油などに含まれる)やβ‐カロテン(ニンジンやカボチャなどに含まれる)などと一緒に摂るとより強い抗酸化作用が期待できます。

豆知識
秋ウコンと春ウコンの違い・・それぞれ種類や特徴が異なります。秋ウコンは、夏から秋にかけて白い花を咲かせ、ウコンの断面はオレンジ色です。クルクミンの含有量は、春ウコンの10倍ほどになります。春ウコンは、秋ウコンとは、同属異種で、精油成分が多く栄養素も豊富です。
クルクミンは、食べる以外にも黄色の天然色素を多く含んでいることから、衣料の染色やたくあん漬けなどの食材の着色料などに利用されています。
ウコン染料は、防虫、防菌効果があります。
日常生活で栄養をバランスよく摂取し、生活習慣を整えていきましょう。